
ハタチは静岡理工科大学・富田研究室と「グラウンド・ゴルフの健康効果」 に関する共同研究を実施しました。その結果の分析について富田准教授 にうかがいました。
今回の研究では、未経験者を対象にグラウンド・ゴルフ体験教室を開いて、教室前後の体力やコレステロール、中性脂肪など、血液成分の変化を分析、またプレー中のエネルギー消費量についても測定しました。未経験者21名(男性15名・女性6名)の平均年齢は65歳で、グラウンド・ゴルフ体験教室は5週間。の練習日を設定。練習内容は試合形式4〜5ラウンド、午前中に2時間ずつプレーしてもらいました。
プレー中のエネルギー消費量を測ってみると、2ラウンド中の平均エネルギー消費量は232Kcal。これは約1時間のウォーキングのエネルギー消費量に相当します。厚生労働省では1日1万歩歩くことを奨励していますが、一般の人がこの歩数をこなすには70〜80分かかるんですね。2ラウンドのプレー時間がちょうどこのくらい。みんなで楽しくプレーしているとあっと言う間に時間が過ぎ、知らないうちにかなりの歩数を歩いて、カロリーを消費しているということです。
また、非常に興味深かったのは、グラウンド・ゴルフは軽い運動であるにも関わらず、血液成分に短期間で、さまざまな変化が見られたことです。体験教室終了後には最高血圧、総コレステロールや悪玉コレステロールの平均値が低下する傾向にありました。中には善玉コレステロールが上昇する人もいました。中性脂肪や血糖値も改善傾向にあり、もっと長期にわたる研究をしてみたいと思いましたね。グラウンドゴルフは運動不足解消はもとより、生活習慣病の予防に効果ありと断言してよいのではないでしょうか。
今回の研究をきっかけに、私も研究室の学生たちと一緒にプレーしてみたんです。すると、これが予想以上におもしろい。どう攻めようかと作戦を立てたり、力加減や方向を見定めたり、本当に頭を使うスポーツだと感じました。学生たちも夢中になってやっていました。無意識のうちに、脳と筋肉の連携が高まるとともに、多人数でプレーするので自然に仲間同士のコミュニケーションも培われます。
高齢者に人気のグラウンド・ゴルフですが、若者や子どもにも輪を広げて国民的スポーツへと発展させたいですね。

